2022-01-01から1年間の記事一覧
ここ2年、僕は急速な勢いで落語にはまり込んでいる。自分でも驚くぐらいだ。 「落語?……好きな人もいるみたいだねぇ……」という、2年前の僕みたいな人に、いったいどういう経緯で落語に人は凝り出すのかを記録しておきたいと思う。 寄席に行ったこともあった…
「山手線1周を歩く」と「ことわざを実際に試してみる」は、平凡な企画のネタ例として双璧を為すように思うが、そうやって腐される割にやったこと無い人の方が多いのでは無いだろうか。 歩いて一周すると40kmを超え、並みの体力の人間ではそう簡単に完歩はで…
〜あらすじ3行〜・2017年3月、雪山で滑落して、右足首を脱臼骨折・手術してプレートを埋め込むも、1ヶ月半でプレートが細菌感染・緊急手術をおこなったのち、17日の入院を経て社会復帰 そして5年後の今、前からやっていた運動で、復帰することができたのは、…
「宝塚」は文化趣味の中でも、もっとも男女間の嗜好差が激しいものかもしれない。 僕も宝塚出身女優は何人か知っていても、舞台自体を見に行くことについては、機会のニアミスを繰り返し、結局一度も無かった。興味の度合いは、その程度である。 しかし、こ…
僕の祖父は名を加藤文吉といい、明治43年に生まれ、平成5年の僕が中学3年生のときに83歳でこの世を去った。もう16年前の話になる。 じいちゃんは質実剛健かつ豪放磊落な感じの人で、75歳まで会社で仕事をし、引退後は書道と囲碁を嗜んでいた。老人同士で集…
登山はいつか規制されてしまいそうで不安がある。「死ぬかと思った」が比喩ではない世界。そして年に300人ぐらい本当に死んでいる世界。その妖しさが魅力でもあるのだけど — 加藤まさゆき (@masayukigt) August 17, 2022 44歳になって思うことは、「あと何回…
“雨ざらしなら濡れるがいいサ だってどうせ傘など持ってねェんだ 時が来たなら終わるもいいサ それが俺の最後の運命だったら” earstern youth『雨曝しなら濡れるがいいさ』 10年前、僕は死ぬことにあまり興味がなかった。子供もいない、持ち家も財産もない。…
今年の冬はとにかく寒く、緩む気配を見せない寒波にうんざりすることも多かった。 それでも救いなのは、冬至を境に確実に日の長さと高さが増大していくことである。一日ごと伸びていく夕方の長さには少しでも期待を持つことができたし、冬至には庭のふちまで…