9月
浅草9月上席
つる子師匠が浅草演芸ホールでの初トリ興行。
日曜日に出張があったので、その帰りにちょっと遅れて入場。18:00から入場料割引になるのに間に合う。
仲入り。つる子師匠が手売りで物販してたので、サイン入りでクリアファイルを手に入れることができた。
つる子師匠は輝かしい抜擢真打だが、若手らしいフレッシュさを失わず丁寧な営業もされているので大変にすばらしい。
クリアファイルは後々の代までの家宝にしよう。
雲助師匠の芸を拝見することができなかったのは残念だった。
つる子師匠は「片棒」。独自のアレンジや、つる子流江戸っ子キャラを活かした次男の描き方が面白くて、夢を見るように時間が過ぎていった。
終演後すぐから、つる子師匠は真っ先に外に出て客を見送りながら、写真サービスも受ける大ファンサ。好感度しかない。
なお、僕はこういうとき恥ずかしくって「写真を……」と一人では言えない。友達と来れば良かった。
10月
浅草 10月上席
伯山が浅草に来てくれたら見ないわけには行かない。
二つ目は弟弟子の松麻呂、中トリは阿久鯉姉さん。この日はどちらの先生もすばらしかった。
トリのネタは「ボロ忠売り出し」。
博打を打つシーンの緊迫、その後の滑稽に逃げ出すシーンの解放。
一人の人間が作り出しているとは思えない変幻自在の演技力。
何度見ても伯山の天才性に圧倒される。
まだまだ伯山先生のことは追い続けていたい
上野で見つけた神田伯山。
林家つる子真打一年目独演会 @なかの芸能小劇場
僕のつる子熱が伝染し、娘(8歳)も「つる子を見たい」と言い出したので、押さえたチケット。たい平落語会に続き、3回目となる一家で落語鑑賞。
さく平「権助魚」
つる子「箱入り」
つる子「JOMO」
つる子「井戸の茶碗」
箱入りがつる子師匠にめちゃくちゃハマっていて、超絶に面白かった。うちのかみさんもその音域の広さと演技力に感服していた。
会場内でぶっちぎりの最年少だった娘もつる子師匠にかわいがってもらえ、恒例のファンサタイムで一緒に写真を撮ってもらえた。(家宝なので写真はお見せできません)
別件だけど、終了後、15年ぶりに「中野ブロードウェイ」に子供と行ってみたが、あの頃ほどの多様性と興奮は感じなかった。
クールジャパンで観光地化したせいか、ぼく自身が年をとったせいか。
上野 10月下席
2年に1回、必ず上野に出張があるので、その帰りに。
一之輔と馬石、そして白酒師匠。
初めての人にも勧めやすい顔付なので、同僚を誘って。
11月
兼好、白鳥、白酒 三人会@東陽町
以前、よこはま落語会に共に行った小学校の友達を誘って行く。
東陽町って行ったことあるような無いような……と思って降りたら、その光景に記憶が一気によみがえる。
「あっ、免許センターの駅だ!」
都民だった頃に免許取ったり更新したりで何度か行った街だ。20年以上ぶりに降りてしばし光景を懐かしむ。
会自体は、一席ずつ。
よこはま落語会では喬太郎、兼好、露の新治2席ずつ、計6席という贅沢大ボリュームだったので、ちょっと物足りない感もあったようだが、奇しくも「百川」が前回も今回ももかかったので、2回目の落語でまた趣の違う見方をしてもらえたようであった。
会のあと、「老後の趣味をどうするか」というテーマで3人で語り合いながら酒を飲んだが、4歳の頃からこのメンバーと遊び、いまだに遊べていること自体が、それだけで嬉しい。
誰がどんな趣味をもちだそうとも、このメンバーなら楽しめる気がする。