まさゆき研究所

ライター・加藤まさゆきのブログです。デイリーポータルZなどに記事を書いています

笑点新メンバーは……(大予想4/1)

 

 

なるほど。
このアンケートでは桃花師匠が人気だ。
しかし僕は、アンケート3位の小痴楽師匠が本命だと確信している。
以下、理由を簡単に書こう。

①落語が抜群に上手い人しか出ない

これが最大のポイントなのだけど、たい平以降に加入した4人の新メンバーは全員が抜擢真打、つまり頭二つ三つも抜けて落語の才があった人ばかりだ。(林家三平を除く)一之輔も「笑点を通じて興味を持った人が落語を面白いと思ってくれれば、と思い引き受けた」と話している。つまり落語界の広告塔としての役割を担うことになる。
しかし宮治以降の抜擢真打は、いま披露興行を行っているばかりの林家つる子・三遊亭わん丈となり、ちょっと第一候補とはならない気がする。

一之輔・宮治以降で、抜擢真打クラスに落語が面白い人は誰か。

柳亭小痴楽だろう。

わさび師匠も面白いが、小痴楽師匠のほうが一枚上手のように思える。
桃花師匠は、まあ。2代目木久蔵は……。

 

②バラエティ慣れしている人がのぞましい

笑点」の大喜利はもちろん素でやっているわけではなく、進行台本のあるバラエティ番組だ。そうすると、すでにラジオやテレビでレギュラー番組を回している経験がある人の方がよい。

小痴楽師匠はNHKラジオで1年ほどレギュラーを回している。経験は十分だろう。

 

③各協会のめぐり

宮治のときは、三平(落協)→宮治(芸協)だった。

次の一之輔は、楽太郎(三遊)→一之輔(落協)。

芸協、落協ときて、次のメンバーはどちらかと言えば芸協かなという気がする。
するとやはり第一候補は芸協の小痴楽。
ただ、すでに芸協のメンバーは昇太、小遊三、宮治と3人もいるので、4人にはならないかもしれないから、確実な根拠であるとは言えないかもしれない。

以上によりぼくは「新メンバーは小痴楽」と予想しているが、抜擢真打に狙いを定めるなら、わん丈かつる子となり、そうなれば若手大喜利に出ていたつる子だろう。
つる子は顔芸も抜群にうまく、テレビで流れるのに向いている。
(真打披露興行中に笑点収録というのはものすごいことになってしまうが)

 

発表は4/7。

柳亭小痴楽 ○林家つる子

これで桃花師匠だったら僕は一から落語鑑賞の勉強を出直す。
わさび師匠か昇也師匠だったら、まあしょうがないかなと思う。
それ以外だったら、腹を切って「御前〜」と叫びながら旦那様にお詫びいたします。