昨年、秋葉原→池袋→目黒で一時停止していた山手線一周チャレンジ。
のこり3分の1ぐらいを今後は逆向きに歩いて、完歩することにした。
秋葉原から線路沿いに神田川を渡る橋。子供の頃から歩き回っていた界隈だったけれどこんな橋があるのは知らなかった。
30神田
九段の育ちなのでだいたい隣町なのだが、全く乗り降りしたことの無い駅。
日本橋川を渡る、ながめのいい橋「竜閑さくら橋」。
ここからはダイナミックに蛇行する首都高速の様子をこれでもかというほど堪能することができる。
幸先のいい光景。
触れることの全くなかった田端や日暮里に比べ、この地区についてはそれなりに土地勘があるが、さっそく見たことのない風景だらけで、いい方向に期待を裏切られる。楽しい。
29東京
意表をついてみました。
こんな私鉄各停駅みたいな出口もあるんですね。
28有楽町
有楽町付近のガード下は、ガード下界隈の中でもとびきりの一等地、という感じがする。ガード下らしい仄暗さやうらぶれた雰囲気がまるでない。
2階建ての焼肉屋。
ガード下界の貴族階級と言えるだろう。
少し歩いた先。最近再開発されたような趣がある。
これはブルジョア階級ぐらいだろうか。
27新橋
やっと平民階級が見えてきた。
オッサンが新人の女の子をドヤ顔で誘っては嫌がられるということで名高い新橋のガード下だ。
升本本店の看板があった。
ちょっと前にライターの辰井さんが上げていたやつだ。
新橋駅ガード下の端で、やけに古そうなお店の跡があった。どうやら、新橋を拠点に大きな展開で名を馳せた「新橋升徳升本本店」だったらしい。
— 辰井裕紀@ライター (@pega3) 2023年6月24日
「升本会」という連帯を組む一大組織で、まだ「升本」の名を継ぐ酒屋・居酒屋が各地に残っているとか。 https://t.co/9ySSqAlSo9 pic.twitter.com/7RjxGzvR2F
僕の小学校の向かいにあった酒屋兼スーパーみたいな店もマスモトだったし、他にも周囲に何軒か升本があった。
ここがあの升本発祥の地なのかと思うと感慨深い。
ここらから急激に湾岸ぽい荒涼感が増してくる。
あまり親しみのない領域だ。
26浜松町
と思いきや、意外と親しみのある風景に戻る。
そうですね。
ガード下、最果ての地。
この付近、落語「芝浜」の縁起の地であるなど、見どころが多い。
25田町
田町。降りたことがない。
ここから品川まで、再開発が現在進行形で続いていて特に見どころもない。
歩く道も第一京浜沿い以外に無く、空気が悪い。
正直、もっと海岸沿いを歩いた方がいくぶんか見どころもあっただろうが、こっちを歩かなければならない大事が理由があるのだ。
24高輪
ここを見るためである。
開業とともにコロナ禍に襲われたため、未踏の駅となっていた。
そろそろ街として何かにはなってるのかと見にきたが、びっくりするほど工事現場しかなかった。
むしろ清々しい。
清々しい、と言いつつも空気は現場のホコリと排気ガスで最悪である。
山手線完歩を目指す人でも、田町〜品川間は猿岩石方式で電車に乗ったほうがむしろ健康にいいんじゃないかと思う。
23品川
品川。湾岸エリア終わり。
駅前からうまく進むと、線路がきれいに眺められる遊歩道に出られる。
が、立体交差を逆サイド渡って大回りする感じで、たどり着くまでの難易度が高い。
それでも、新幹線と山手線が同時に行き交っているのを眺められたりするので万難を排してでも行く価値がある。
今日のコースは、前半ガード下ばかりで山手線を眺める機会が少なかったが、ここ付近は落ち着いて眺められるスポットが多い。
目黒川を渡る山手線
22大崎
大崎。友達が住んでいるタワマンがある。
一度招待されて行ったが、指定階に招待されないと止まらないエレベーターにうまく乗れなかったり、やたらと静かで長い廊下に戸惑ったりと、都会の生活にうまく順応できない自分を感じた。
都内出身の看板をひそかにしまうべきなのかもしれない。
目黒川を引き返す山手線。
21五反田
特に用はない。
ここから見慣れた「新宿側の都会の街」という空気が強まっていく。
20目黒
ゴール。前回、途中リタイアした目黒までたどり着く。
感想と反省
・田町〜品川間はパスして良い
・もしくは高輪の「オバケトンネル」経由で品川側に出るのも楽しい
・もういちどやるなら1日に完歩はきついので、日暮里〜田端〜巣鴨を昼頃に、田町〜東京駅付近を夜に回るようにして、あとは適宜間引きながら電車に乗りつつ一周まわりたい