最近、休日には子どもと散歩ぐらいしかすることが無いので、道に生えている雑草を毎日観察するようになった。
見ていると色んな種類があって、特に春なんかは中3日ローテーションぐらいで次々と新しくいろんな花が咲き、生物の教員である僕でも分からないものが多く、気になったので草花図鑑を手にして散歩するようにしてみたのだけど、これがめっぽう面白い。
ん、これ、ちょっときれいだけど何だろう……
あ、これか。なるほどねい……
お、最近これめっちゃ生えてるなー
おお、これも載ってる、ニワゼキショウ。
何だこのカタバミに黄色いマメの花が付いたみたいなの?
これか!載ってるもんだなあ、はじめて気づいたぜ。
なんか最近シャラシャラしたのいっぱい生えてきた―
うわー、これかー、載ってるもんだなー
「お前は大学時代に何を専攻していたんだ」
「生物分類で論文書いた人間がその本で感動してどうする」
と総ツッコミを受けるのが目に見えるが、それでも生えている植物がだいたい全部載ってるので本当に面白い。学生の頃は実習でだらだらとやっていたが、本気で始めてみるとかなりはまる。
観察と撮影も面白いが、それだけでは飽き足らなくなってきたので、いまは「押し花作りたい欲」に駆られている。
このまま進むと3年後には押し花でしおりを作るようになり、10年後には押し花絵葉書の作り方を地元の小学生に教えるおっさんになっている公算がきわめて大きい。
自分の将来が不安だ。