中崎タツヤさんの『身から出た鯖』を全巻買ってみた。 (いまさら)
おもしろい。
『じみへん』では試さなかった4ページや1ページの形式のものまで自由に幅広く読めるのが楽しい。
ところでスピリッツの申し子たる僕は、例にもれず『じみへん』を小中高生時代に熱愛していた。あまりに読んだため、単行本は買ってないのに今でもそのいくつかは何も見ずにそのストーリーを思い出すことができる。
- おばあちゃんがシワを伸ばしたら超美人な話
- 豆腐屋の向かいに自宅がある豆腐屋の話
- 全身の体臭を嗅ぎ比べる男の話
- 女子オリンピックのユニフォームをスカートにする話
- 犬によく似たおっさんを轢く話
- 目の前にある道具は使いたくてたまらなくなる話
- 誰も「特に自分のこと」と思ってくれない強盗の話
- 女子高生か人妻かで帰り道を迷う男の話
- よりによって自分の所へ来る人たちが集う話
- パソコンを買う必要が無い結論に至る話
- 音楽で世界平和を夢見てジョンレノンに否定される話
- エレクトーンを買ってすぐ飽きる女の話
- 最後、女湯に平然と入って合格する話
- 最初の態度で人間関係が決まる強盗の話
- お客さんがそう思ってるだろうってわかってましたよと応酬する話
- サクランボの枝を舌技で結ぶ修行をする男の話
『じみへん』のストーリーを1行の文で表してみると面白い。
覚えてる人には「あー!あった!」となるし、知らない人には訳が分からないだろう。