最近やってる『うしおととら』のアニメ見てみたんだけど、なんか、うしおが暑い。暑苦しい。中高生の頃、熱心にマンガ読んでた身としては「こんなだったかなー?」みたいな感想を持つ。
うしおととら 完全版 1 (少年サンデーコミックススペシャル)
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そして「運命なんてもんはな……自分で変えられるんだよ!」とか熱く語りまくるそのキャラを見て、なんか『天外魔境2』の戦国卍丸みたいだなと思った。ほぼ同時代の少年ヒーローだ。
そうか、この時代(1992~94年ぐらい)の少年向けヒーローはこのキャラが王道だったのか。
自分だったらいい加減食傷気味になって、もう少し醒めた感じのヒーロー見たいけどなあ、と思って思い出したのがエヴァンゲリオンだ。碇シンジくんだ
新世紀エヴァンゲリオン(1)<新世紀エヴァンゲリオン> (角川コミックス・エース)
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これがたしか1996年。
僕はアニメに対してそんなに熱が無いので、リアルタイムでは見ていなかったけど、いま思うとこれは、あの暑苦しさ全開だった主人公像へのアンチテーゼだったんだな。当時はさぞ新鮮だっただろう。
そして「世界を救う」の戯画化がここから始まったことも考えると、やっぱりこの作品は偉大だったのかもなあと今さらにして思い直している。